東京大学が目指す「世界の誰もが来たくなる大学」の方針に則り、教育学部ではこの度、 『教育学部セイファー・スペース(KYOSS)』を開設。拠点となるラウンジは、「訪れる人が思い思いに居心地よく過ごせるスペース」。隣接するトイレは、多様な背景をもつ学生が安心して利用できるオールジェンダートイレに改修された。

建築概要

所在地 東京都文京区本郷7-3-1
施主 国立大学法人 東京大学
延床面積 14㎡(トイレ)
竣工年月 (改修)2022年3月

特長

改修の経緯

東京大学が目指す「世界の誰もが来たくなる大学」の基盤として、キャンパスの包摂性・多様性をいかに高めるのかが改めて大きな課題となるなか、教育学部ではこの度、『教育学部セイファー・スペース(KYOSS)』を開設。多様なジェンダー/セクシュアリティ、障がい、生きづらさの当事者性を持つ学生・院生・教職員相互の学び合いや協働を通じた、新たな教養教育と多様な知性が展開するプラットフォームとして運用される。拠点となるラウンジのコンセプトは、「訪れる人が思い思いに居心地よく過ごせるスペース」とし、オットマン付きの椅子やブース席、畳やソファを用意。隣接するトイレは多様な背景をもつ学生が安心して利用できるオールジェンダートイレに改修した。

トイレの特長

改修前は男女別だったトイレを、オールジェンダートイレに改修。各個室内には洗面カウンターを設置し、用足しから手洗いまでの一連の行為を行うことができる個室完結型とした。また、さまざまな利用者が安心して使用できるよう、個室内にはL型手すりや非常用呼出ボタンを設置。また、トイレを利用せず、好きなタイミングで手洗いや身づくろいが行えるよう、個室外のトイレ通路に洗面・スタイリングコーナーを設置した。トイレサインは、性別を表示せず、洋式便器のピクトグラムのみを掲示し、東京大学のスクールカラーである"淡青"を採用。今回のトイレ改修にあたっては、TOTOに相談し、複数のレイアウトパターンの中から既存壁を活かしながら、個室内外に洗面コーナーのあるレイアウトが選択された。

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