「健和会大手町病院」は、北九州市の急性期基幹病院。このたび、医療情勢の変化に伴い、隣接地に新病棟を建設し移転、一層の地域医療と福祉のネットワーク強化を目指す。入念に検討された院内のサイン計画や徹底した衛生面への配慮をはじめ、最新の機器と設備で、患者とスタッフへの思いやりが感じられる施設となっている。

建築概要

所在地 福岡県北九州市小倉北区大手町13-1
施主 公益財団法人健和会
基本設計 株式会社梓設計
実施設計 株式会社梓設計・株式会社竹中工務店設計共同企業体
施工 株式会社竹中工務店
敷地面積 9,470.10㎡
建築面積 5,863.67㎡
延床面積 33,845.22㎡
階数 地上9階
構造 鉄骨造
竣工年月 2021年10月

特長

建物の特徴

「健和会大手町病院」は、1984(昭和59)年の開院以来、救急医療を柱とした北九州市の急性期基幹病院として、地域医療に貢献。このたび、医療情勢の変化に伴い、隣接地に新病棟を建設し移転。災害拠点病院、地域医療支援病院など、現在有する機能を堅持しつつ、 "ひらかれた病院"として、北九州地域の医療機関との連携をすすめ、地域医療と福祉のネットワーク強化を目指す。院内のサイン計画には、病院スタッフも加わり、患者さんが院内で迷うことなく目的地に行けるように、さまざまな動線を検証。サインのカラー、大きさ、位置などが入念に検討された。また内装のアクセントとして、北九州の伝統工芸である"小倉織"をイメージしたストライプ模様を用いるなど、地域の方々に愛される病院づくりを行っている。

水まわりの特長

病院内は、徹底した衛生面への配慮が行われ、各区画の出入口や廊下、診察室など、患者およびスタッフの動線上に手洗器を設置。さらに、感染症外来対応専用の出入口や待合室なども用意している。病棟の患者用トイレは、個室・4床室ともに、2部屋ごとにトイレを1ヶ所設置し、車いすでも利用しやすい広めのスペースを確保。さらに各病棟に配されたバリアフリートイレには、安全で安心に利用できるよう、ブース内の転倒リスク対策として、前方ボードスイングタイプを備え、トイレ離座検知システムが採用されている。さらに、女性医師専用のリフレッシュスペースが確保されるなど、最新の機器と設備で、患者とスタッフへの思いやりが随所に感じられる施設となっている。

採用商品

掲載事例の画像や本文の無断転用はご遠慮ください。事例の内容は掲載時点での情報です。

事例(トイレ・洗面・浴室)一覧

パブリック向け商品

トイレ
 
洗面所
浴室
バリアフリー配慮商品・手すり・アクセサリー
Share

CLOSE