歴史ある文系総合大学の伝統校である「熊本学園大学」。学生が集う憩いの場となっている学生会館は、トイレの老朽化が進んでいたため改修。和式便器をすべて洋式便器に変更し、時代と学生のニーズに即した、デザイン性の高い、明るいトイレ空間に仕上がっている。

建築概要

所在地 熊本県熊本市中央区大江2-5-1
施主 学校法人熊本学園 熊本学園大学
設計協力 TOTO株式会社
施工 株式会社 竹中工務店
敷地面積 99,219.02㎡
建築面積 923.81㎡
延床面積 3,854.75㎡
階数 地下1階、地上5階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2021年10月

特長

改修の経緯

「熊本学園大学」は、1942(昭和17)年に「師弟同行」「自由闊達」「全学一家」の三つの建学の精神を礎に、地域に根ざし世界に飛躍する人材の育成を目指す、歴史ある文系総合大学の伝統校。付属中学・高校、幼稚園を併設。このたびトイレが改修された学生会館は、1996(平成8)年に竣工し25年が経過。学生のための会議室、練習室、ホールを備え、学生生活を支援するグリーンキャンパスカウンター、コンビニ、理美容室、写真店などを配置。常時学生が集い、学校関係者も多く利用する憩いの場となっている。老朽化が進み、和式便器の残るトイレから、学生の満足度向上を目的に、時代に即したトイレへの改修を実施。明るくデザイン性の高いトイレ空間に仕上がっている。

トイレの特長

改修を機に、和式便器をすべて洋式便器に変更し、さらに衛生面に配慮した非接触型の器具や、抗ウイルス材の内装材が採用された。大便器は、混雑を考慮して、連続洗浄可能なパブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式を採用し、洗浄リモコンは非接触。洗面の自動水栓は「きれい除菌水」を搭載したタイプを採用し、清潔な空間を維持しやすいトイレとなっている。また、荷物が多い学生に配慮し、すべてのライニングにはすべり止め防止のストッパーを設けたり、一部のブース内にはベンチを設置。さらに女性トイレだけでなく男性トイレにもスタイリングコーナーを設置。小便器に仕切りを設けるなど、快適性はもとより性的マイノリティにも配慮したトイレに生まれ変わった。

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