「コンフォール安田ビル」は神田・竹橋エリアに位置する、賃貸オフィスビル。築28年が経過、オフィスビルとしての競争力の向上を目指し、共有部のリニューアル工事を実施。コンセプトを「快適さの追求」に設定。快適性・利便性を向上させるとともに、ビル全体の統一感ある意匠性にこだわった。

建築概要

所在地 東京都千代田区神田錦町2-9
施主 安田不動産株式会社
設計・施工 TOTOアクアエンジ株式会社
敷地面積 926.17㎡
建築面積 581.45㎡
延床面積 5,284.07㎡
階数 地上9階、地下1階
構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2021年5月

特長

改修の経緯

「コンフォール安田ビル」は、JR神田駅や東京メトロ竹橋駅から徒歩圏内に位置する、賃貸オフィスビル。石造りのエントランスが重厚な趣を湛えるビルであるが、築28年が経過し、ビル全体が古めかしくなり、共有部のリニューアル工事を実施し、オフィスビルとしての競争力を向上することを目指した。水まわりに関しては、古くなった器具の更新に加え、デザイン・機能面で付加価値を向上させ、今後のリーシングを考慮しながら、既存テナントの顧客満足度向上も図った。全体コンセプトを「快適さの追求」に設定。アールデコ調の建物の芸術性や周辺環境の豊かさにふさわしく、時代にあわせた快適性とともに、高級感とやすらぎのあるデザインを目指した。

トイレの特長

改修にあたり、快適な設備と抑えた配色による洗練された空間にすることで、穏やかで落ち着けるトイレ空間を演出。女性トイレのレイアウトを変更し、ひろびろブースを1ヶ所設置し、着替え配慮として、フィッティングボードを設けた。洗面コーナーには、荷物配慮として歯みがきセットやポーチなどを入れるための小物入れを新設。1Fのバリアフリートイレには、より多くの利用者に配慮できるよう、車いす使用者だけでなくオストメイト配慮として、パウチ・しびん洗浄水栓付背もたれを設置している。またトイレットペーパーを収納する場所として、大便器ブース内にコーナーキャビネットを設置。快適性・利便性を向上させるとともに、トイレ空間はもとより、ビル全体の統一感ある意匠性にこだわった。

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