「五反田ファーストビル」は、五反田駅西口に位置する賃貸オフィスビル。築33年が経過するなか、毎年実施しているテナントアンケートで要望の高かったトイレの改修を実施。将来のリーシングを見据えて、最新のトレンドを反映させるために新築ビルを参考にし、器具交換だけではなく内装もあわせて一新された。

建築概要

所在地 東京都品川区西五反田2-8-1
施主 日本プライムリアルティ投資法人
第一生命保険株式会社
設計 東京不動産管理株式会社
施工 東京不動産管理株式会社
敷地面積 1,551.19m²
延床面積 10,626.01㎡
階数 地下2階、地上11階
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2020年6月

特長

改修の経緯

「五反田ファーストビル」は、1987(昭和62)年、五反田駅西口、徒歩3分という好立地に位置する賃貸オフィスビルである。築33年が経過するなか、毎年実施しているテナントアンケートで要望の高かったトイレ空間の改修を実施した。将来のリーシングをも見据え、器具交換だけではなく、内装もあわせて一新。ビルのバリューアップおよび周辺ビルとの差別化を図った。最新のトレンドを反映させるために、新築ビルのトイレを参考にするなど事前の検討を重ねながら改修を行った。また、ユニバーサルデザインへの配慮として、車いす使用者のワーカーが入居していることもあり、1F共用部にバリアフリートイレを新設。利用者配慮を充実させるなどの対応も行っている。

トイレの特長

1F共用部には、さまざまな利用者に配慮してバリアフリートイレを新設。車いす使用者だけでなく、パウチ・しびん洗浄水栓付き背もたれを設置し、オストメイトにも配慮している。基準階女性トイレには、女性ワーカーに配慮して大便器ブースにフィッティングボード、洗面コーナーに照明付き鏡を新設。評価が高かった小物入れも継続して設置している。男性トイレには小便器に仕切りを設け、プライバシーに配慮。すべて、大便器洗浄のスイッチと洗面コーナーの水石けんを自動タイプに切り替え、非接触への対応も実施。改修後はテナントから「トイレ全体がきれいになり、使い勝手も向上した」と好評を得るとともに、清掃担当者からも以前より清掃がしやすくなったと喜びの声が届いている。

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