新たに増築された「コープあいち本館」。部署間の連携や情報共有しやすいオープンなフロアとなったこともあり、トイレ空間は、落ち着いてリフレッシュできる空間を目指した。従業員の女性比率が高く、女性が主体となり計画を推進。随所に女性目線でのきめ細やかな配慮がなされている。

建築概要

所在地 愛知県名古屋市猪高町大字上社字井堀25-1
施主 生活協同組合 コープあいち
設計 株式会社上野山都市設計
施工 株式会社伊藤工務店
敷地面積 5,319.44㎡
建築面積 2,677.43㎡
延床面積 2,318.14㎡
階数 地上2階
構造 鉄骨造
竣工年月 (増築)2020年3月

特長

建物の特徴

既存の施設に隣接して、新たに増築されたコープあいちの「本館」。従来は各部署ごとに仕切られた執務空間であったが、部署間の連携や情報共有しやすい環境など「横の繋がり」を強化することを目的に、増築した本館では仕切り壁のないオープンなフロアとなった。さらに、環境への配慮として太陽光パネルによる発電や外壁にワイヤーを完備した壁面緑化を実施。また、コープあいちは、従業員の女性比率が約7割となる職場であることから、女性目線での働きやすい環境を実現するため、増築計画は女性が主体となり推進された。照明や内装などにもこだわり、女性目線でのきめ細やかな配慮がなされている。

トイレの特長

オープンな執務空間で風通しがよくなることもあり、トイレでは落ち着いてリフレッシュできるよう、「一息つける、ホッとできる空間」をコンセプトに計画を推進。近隣の商業施設のトイレを参考にするなど、いわゆる事務所トイレ然としたイメージを超える空間を目指した。男性トイレはシックな内装を選定。一方、女性トイレはグリーンと木目を基調とした内装とした。また、計画推進にあたっては、女性従業員にトイレへの要望のヒアリングを実施。歯みがきコーナーの設置、化粧家電などが利用できるコンセントの完備、スタイリングコーナーにダストボックスを設置するなどニーズを反映した。随所に、女性目線を生かし、ソフトな配慮が形となったトイレ空間を実現している。

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