南海電鉄南海線 みさき公園駅

建物の特徴

南海電鉄南海線の「みさき公園駅」は、大阪府と和歌山県の県境近くの大阪湾をのぞむ丘陵地に位置。遊園地や動物園、イルカショーが行われるレジャー施設「みさき公園」の最寄り駅である。既存のトイレは男女の入口が同じで老朽化も進み、快適とは言い難い環境となっていた中、2016年度から展開されている南海沿線各駅のトイレ美装化に伴い、全面的なトイレ改修が行われた。「みさき公園」からイメージした、森の中・海の中をコンセプトに、「みさき公園」に向かう人だけでなく、帰宅中の人にもワクワクした楽しい気持ちを駅トイレから感じて欲しいとの考えのもと計画が進められた。

水まわりの特長

「みさき公園」は小さなお子様連れのお客さまが多いことから、南海電鉄沿線としては初となる、こどもトイレ（3-5歳）を設置。おむつ替えができるフィッティングボードや授乳室も設けられた。男女各トイレは大便器をすべて洋式化し、ウォッシュレットを取付け、荷物配慮としてフックを各個室に設置。便器は壁掛式を採用し、抗菌床タイルや防カビ性能のある目地材の利用、さらには各ブースに換気扇を設置することにより、清掃性の向上および臭気対策を実施。楽しい空間の演出とともに、設備面でもお客さまに快適に利用していただけるトイレとなった。