​10床1ユニットとして12ユニット配置した全室個室ユニット型の特別養護老人ホーム。施設の動線計画の工夫や、介助スタッフの負荷軽減を図る器具やシステムを導入し、スタッフが働きやすく、入居者が過ごしやすい環境を整備している。

建築概要

所在地 愛知県東海市加木屋町裾77-1
施主 社会福祉法人 健志会
設計 株式会社 加藤建築事務所
施工 株式会社 近藤組
竣工年月 2019年4月

特長

建物の特徴

「セレナ東海」は、社会福祉法人健志会が開設した特別養護老人ホーム。全室個室のユニット型で、10床1ユニットとして12ユニットを配置。「見守る介護」と「優しい介護」をキーワードに、働きやすく、過ごしやすい環境を整備した。スタッフがユニット間を行き来しやすい動線計画。人の動きや状態を感知するセンサーや見守りカメラにより居室内を確認できる最新システムを導入。タブレット端末による情報共有を行うことができるなど、スタッフの負荷軽減を図っている。また、理事長が歯科医師であることから、食べる喜びを大切にし、口腔ケアやおいしい食事の提供に注力。さらに介護スタッフが安心して働けるように事業所内に保育所を設置し、小さな子どもと入居者の交流ができる、明るくオープンな環境を備えている。

水まわりの特長

1F共用部のトイレには、さまざまな利用者に配慮して多機能トイレを配置。各ユニット内には、左右勝手違いで共用トイレを3ヶ所ずつ設置。ユニット内のすべてのトイレには、移乗や座位の安定のため前方ボード(スイングタイプ)や背もたれを設置し、介助スタッフの負担軽減を図っている。また、各居室には、車いすのまま使用できる車いす対応洗面を採用している。設置にあたり、TOTOテクニカルセンターでのラボ検証を実施している。

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