仙台市地下鉄南北線全駅のトイレの老朽化とバリアフリー対応を目的とした改修工事を実施。仙台駅南側トイレは、改札外の公共性の高い場所に位置することから、災害時を想定したユニバーサルデザイン配慮を施している。

建築概要

所在地 宮城県仙台市青葉区中央1-10-10地先
施主 仙台市交通局
建築設計 株式会社昴設計
設備設計 株式会社E.I.S設備計画
建築施工 株式会社三成建設
設備施工 熱研プラント工業株式会社
竣工年月 (改修) 2019年3月

特長

改修の経緯

東北最大の都市、仙台市の中心を南北に縦断する地下鉄南北線は、1987年に開業。以来約30年間、トイレを改修せず和式便器を中心に使用してきたため、においに対する改善要望や入口の階段の問題などがあがっていた。現在、南北線全駅のトイレの老朽化対策とバリアフリー対応の目的で、改修工事を進めている。仙台駅南側のトイレは、改札を出てすぐ、大規模なペデストリアンデッキとバスプール、駅ビルへの入口に向かう通路上にあり、非常に公共性の高い場所に位置する。駅利用者はもちろんのこと、すべての利用者に使いやすいトイレを目指して、災害時も想定したユニバーサルデザイン配慮をしている。

トイレの特長

誰もが気兼ねなく入れるひろびろトイレ(多機能トイレ)の混雑緩和を図るため、男女トイレ内に車いす使用者用簡易型トイレを配置し、すべてのブースにL型手すりとベビーチェアを設置。女性トイレには、幼児用小便器を設置するなど、トイレ全体にさまざまな機能を分散している。また、大便器は壁掛大便器セット・フラッシュタンク式とウォシュレットPS(発電するエコリモコンセット)を選定。床は、水で洗い流す湿式清掃から乾式清掃に変更し、清潔で落ち着いた雰囲気のトイレ空間になっている。

採用商品

掲載事例の画像や本文の無断転用はご遠慮ください。事例の内容は掲載時点での情報です。

事例(トイレ・洗面・浴室)一覧

パブリック向け商品

トイレ
 
洗面所
浴室
バリアフリー配慮商品・手すり・アクセサリー
Share

CLOSE