伊勢神宮の林崎文庫を母体に1882(明治15)年に開設された「皇學館」を起源とし、伊勢神宮における長い神道研究の伝統を継承する私立大学。官立(国立)時代の神宮皇學館の本館を記念館として保存しており、文化庁の登録有形文化財として登録されている。

建築概要

所在地 三重県伊勢市神田久志本町1704
施主 学校法人 皇學館
設計 株式会社伊藤工務店一級建築事務所
施工 株式会社伊藤工務店
竣工年月 (改修)2019年3月

特長

建物の特徴

伊勢神宮の内宮と外宮のほぼ中間に立地する「皇學館大学」は、1882(明治15)年、神宮祭主久邇宮朝彦親王の令達によって、神宮の学問所である林崎文庫に開設された「神宮皇學館」を直接の起源とし、日本の精神文化、神道研究の伝統を継承している私立大学。豊かな自然と文化風土に包まれた敷地内には、文学部や教育学部などを有し、特に神道・国文・国史学科では、神社本庁の神職資格取得が可能。この資格を取得できる大学は、皇學館大学と國學院大學のみである。官立(国立)時代の神宮皇學館の本館を保存した記念館は、文化庁の登録有形文化財として登録されている。

トイレの特長

学内環境の向上のため、平成30年度に講義棟である2号館のトイレ改修を実施。教室内の印象にあわせて、トイレ内にも落ち着いたトーンの木目カラーを採用。着替えのできるフィッティングボードのほか、女性トイレには荷物もしっかりおけるスタイリングコーナーを設置し、細やかな配慮をしている。男性トイレは、小便器の間にフックを設けることで、傘などの荷物が掛けられる工夫をしている。今後も学内のトイレ改修工事が順次計画されている。

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