「静岡県富士山世界遺産センター」は、2013年6月にネスコ世界文化遺産に登録された、富士山の美と伝統を国の内外に知らせ、秀麗な姿と比類なき文化的価値を守り続ける拠点となることを目的に建設。富士ヒノキの木格子に覆われた逆円錐型の建物は、前面の水盤に「逆さ富士」として富士山型の印象的な姿を映し出している。

建築概要

所在地 静岡県富士宮市宮町5-12
施主 静岡県
設計 坂茂建築設計事務所
施工 佐藤工業・若杉組特定建設工事共同企業体
竣工年月 2017年11月

特長

建物の特徴

2013年6月、富士山は「信仰の対象と芸術の源泉」としてユネスコ世界文化遺産に登録された。静岡県富士山世界遺産センターは、その美と伝統を国の内外に知らせ、秀麗な姿と比類なき文化的価値を守り続ける拠点となることを目的に建設された。富士ヒノキの木格子に覆われた逆円錐型の建物は、前面の水盤に「逆さ富士」として富士山型の印象的な姿を映し出す。 また内部では建物の形に沿った螺旋状のスロープで疑似登山を体験するとともに、富士山の文化・歴史・自然に関わるさまざまな展示を鑑賞できる。1年間の目標来場者数30万人のところ、開館から約半年で目標達成し、 登山客や浅間神社参拝者など観光客の人気を集めている。

トイレの特長

1F・2F・5Fにあるトイレにはそれぞれ多機能トイレを配置。大便器ブースの個数・スタイルは階ごとに異なる。1Fでは男性トイレ・女性トイレにそれぞれ「キッズトイレ」を設置し、授乳室もある。一方、5Fは手洗器を備えた個室完結型。水まわりスペースは全体にコンパクトながら必要な機能を凝縮させたものとなっており、清潔感あふれるイメージが貫かれている。各トイレへと導くサインは、白い壁に映えるシンプルなもので、原研哉氏によるデザイン。ダウンライトや間接照明による柔らかな明かりの設計は面出薫氏。

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