「新千歳空港国内線旅客ターミナルビル」では、新規航空会社参入や格安航空会社(LCC)の就航により、就航便数や旅客数が増加傾向にある。施設の安全性と利便性の向上を目的として、施設整備工事を順次実施し、搭乗待合室の拡充やセキュリティ強化のほか、トイレや授乳室を整備しバリアフリー化対応を進めている。

建築概要

所在地 北海道千歳市美々987-22
施主 新千歳空港ターミナルビルディング株式会社
設計 清水建設株式会社一級建築士事務所
施工 清水・東急・戸田・岩田地崎・橋本川島・萩原 共同企業体
改修期間 (全体改修)2015年3月〜2018年7月
(当トイレ改修)2017年9月供用開始

特長

改修の経緯

新千歳空港国内線旅客ターミナルビルでは1992(平成4)年の供用開始以降、新規航空会社の参入や格安航空会社(LCC)の就航により就航便数・旅客数が増加。近年ではさらなるセキュリティの強化や航空会社における多様化する旅客サービスへの対応なども求められることから、平成26年度より施設の安全性と利便性の向上を目的として施設整備工事を実施、航空会社の出発カウンターや搭乗待合室の拡充、通路の整備によるセキュリティの強化、トイレや授乳室の整備によるバリアフリー化対応を進めている。

水まわりの特長

国際線ターミナルビル建設時にワーキングチームを組んで検討したユニバーサルデザインの考え方を基準にして、さまざまな人への配慮を取り入れた。スーツケースなど大きな荷物を持って大便器ブースを利用する人への配慮として、ブースサイズは幅1200mm、奥行き2000mmを確保。お子様連れ利用者への配慮として、女性トイレだけではなく、男性トイレにもおむつ替えのためのベビーシートを設置している。また、改修前に一部の大便器ブースに設置されていた和式便器は、敬遠する人が多く混雑の原因になっていたことから、すべて洋式便器に変更した。

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