公立大学として最も大きい規模を誇る、日本初の市立大学。 学内施設改修のプロジェクトの一環として、工学部の大学院生主体で、工学部A棟のトイレ改修を実施。硬質なイメージに対して、やわらかく明るい雰囲気を醸し出す工夫として、天井に曲面を用い、内装は清潔感と広さを感じる白に統一されている。

建築概要

所在地 大阪市住吉区杉本3-3-138
施主 公立大学法人 大阪市立大学
設計 大阪市立大学 工学部大学院生
大阪市立大学 管理課
<建築>株式会社メガ建築設計事務所
<設備>遥設備設計施工
施工 <建築>中之島建設有限会社
<電気>株式会社庫本電気工事
<機械>有限会社テクニカルワークス
竣工年月 (改修)2017年4月

特長

改修の経緯

大阪市立大学は、1880年創設の大阪商業講習所を源流とする、日本で初めて市立の大学。公立大学として最も大きい規模を誇る。 大学では学内施設改修のプロジェクトの一環として、学内に設置されている自動販売機の収益を活用し、第1弾として生活科学棟のトイレ改修を実施。今回、第2弾となる工学部A棟のトイレ改修が実施された。改修計画は、工学部の大学院生主体で実施され、2016年3月から、ゼミの教授・施設整備課・設計事務所の担当者と打ち合わせを重ね、具体的にプランを検討。さらに、計画に際しては、実際にトイレ利用者である在学生や職員、車いす使用者にもヒアリングを実施し、学内トイレほか公共トイレの現場・現状も参考にされた。

トイレの特長

工学部という硬質なイメージと建物の角ばった印象に対して、やわらかく明るい雰囲気を醸し出す工夫として、トイレ内外の天井に曲面を用い、内装は清潔感と広さを感じる白に統一。アクセントにスタイリッシュなステンレス素材を採用した。また、多機能トイレはアプローチ性を重視、男女ともに入りやすい場所に配置。設置器具の検討にあたっては、TOTOショールームを見学。「最低限の使いやすさは何か」を追求し、選定、最新設備を採用した。

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