
入社後、半年間は研修の日々でした。商品の構造を実機を見ながら学ぶ研修、社内外の方々に商品の価値を伝える講習会を行うための、インストラクションスキルの研修、お客様対応研修をはじめ、各事業部の品質保証部に出向いて、セールスエンジニアと品質保証部の連携の仕方を学んだりしました。学ぶことは多岐にわたり、大変さを痛感しました。研修中に悩んだことの一つは、インストラクションスキルがなかなか身に付かないことでした。しかし、その悩みを上司に話した時、「スキル云々ではなく、伝えたい内容があることが一番大事」と言われハッとしました。相手が知りたいこと、相手がすぐ使える情報とは何かを知り、その上で相手にどうしてほしいかという目的と情熱を持ってやることこそが重要なのだと気づいたのです。この時、「セールスエンジニアはTOTOの製品に命を吹き込んで商品にする仕事」という上司の言葉を再認識しました。